RECIPEFrom GRASP

お花やキノコのお茶を淹れる

文:吉田勝信・稲葉鮎子(吉勝制作所)

山や森、庭や畑、街で見つけた植物やキノコをお茶にして楽しむ方法を紹介します。仲間と一緒に散策して、ティーパーティーを開いてみるのはいかがでしょう。四季の風味、風景や一日の出来事を味覚で愉しめます。お気に入りの味をみつけたら保存しておくのもおすすめです。

用意するもの
・採集したお花やキノコ
・やかん(お鍋でも◎)
・お水(湧水などあれば◎)
・カップ
・火元
・炭酸水や氷(アレンジ用)

GRASPでは、山形県西村山地域で採集を行い、持ち帰ったきのこでお茶を淹れた
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お花やキノコ、草や木の枝を採集

お茶にして楽しめる植物は、おでかけ先や身近なところで見つけることができます。たとえば、よもぎやどくだみの葉、木蓮の花、葛の花、山椒の実や葉、松葉や柿の葉、笹の葉、黒文字の葉や枝など……。虫食いや汚れの少ないところを選んで、片手の平から両手の平程度採集します。

POINT


・人間にとって有毒となるキノコや植物に注意!ときに生死に関わります。
・採集地や植物の種類によっては、採取が許可されていない場合があります。事前に確認しましょう。
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お湯を沸かす

お水の量に特に決まりはありません。フレッシュなまま楽しむときは、片手の平分だったら1リットルくらいをまずは目安にしてみても良いでしょう。採集量にあわせて適量のお湯を沸かします。

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採取した草木、キノコ、お花を洗う

さっと埃を落とす程度でOK。洗って水気を切っておきます。

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沸騰したお湯でお茶を煮出す

沸騰したお湯に採集した植物を入れ煮出します。まずは3分。植物の種類や状態によって煮出す時間を調整します。

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お茶をいただく

煮出しているやかんやお鍋の湯気に香りを感じたら合図。カップに注ぎ、お茶をいただきます。

POINT

・枝や笹の葉など水分量の少ない植物は、炒ってから煮出すと、フレッシュとはまた違った風味が楽しめます。
・乾燥させて保存しておくと、好きなタイミングでティータイムができて◎。