RECIPEFrom GRASP

木や街のフロッタージュをする

文:吉田勝信・稲葉鮎子(吉勝制作所)

絵画の技法を使って、山や森、街で見かけた木々、アスファルト道路やコンクリート塀などの街の凹凸を写し取る方法を紹介します。とても簡単に木肌の表情や街のテクスチャを記録することができます。見ているときとは違った発見があるのも面白いところです。GRASPでは、超短編アニメーション映画でフロッタージュを素材に、登場する木々としてコラージュするなど、そのテクスチャを利用しました。

用意するもの
・紙
・鉛筆や色鉛筆、クレヨンなどの描画材(近くの土を使ってみるのもおすすめ◎)

フロッタージュの様子。このときは、足元の土をこすりつけた
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凹凸面を探す

樹木や道、塀など、気になる凹凸面を見つけたら、紙と描画材を準備します。

POINT

・フロッタージュには時間がかかることがあります。熊がいないか、交通の危険がないか……はじめる前に周囲の状況を確認しましょう。
・公園や私有地ではフロッタージュなどの行為が許可されていない場合があります。事前に確認しましょう。
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凹凸面を写し取る=フロッタージュ

凹凸面に紙を重ね、描画材を紙にこするようにシャカシャカと描いていくと凹凸面の模様が紙に表れます。

POINT

・なるべく紙が動かないように押さえておくと、より緻密に凹凸の模様をこすり出すことができます。
 ・シャカシャカと描き出すスピードと力加減がポイントです。凹凸面の素材に合わせて工夫しながら描いていきます。
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フロッタージュを鑑賞する

納得するまでこすり出したら、モチーフから紙をはずし鑑賞しましょう。